―病棟では、出産後のお母様たちへ「添い乳」をどのように紹介されていますか?
これからずっと授乳していくお母様の立場になって考えると、時と場合に応じて「添い乳」することで、授乳がラクになることが多いので、私は「添い乳」を推奨しています。
病棟でお母様が初めて「添い乳」される場合は、助産師が付いて授乳支援を行っています。その際、安全かつラクに「添い乳」を行っていただけるよう『Joy-chichi ジョイチチ』を利用しています。
―『ジョイチチ』の印象は?
凄く良い視点の製品だと思います。
実際に病棟で『ジョイチチ』を使っていると、「頭部用枕」は添い乳の姿勢の安定に役立ちますし、「脚部用枕」は姿勢の安定に加え、帝王切開後の傷が痛む部分の良いガードにもなるようで喜ばれます。
また、医療職の立場からは、「脚部用枕」がお母様と赤ちゃんの緩衝材になることで、赤ちゃんの圧迫という添い乳の安全面の懸念に配慮している点に意義を感じます。もちろん、お母様が添い乳の姿勢のまま眠らない、ということが前提ではありますが。
退院されるお母様たちから「この枕はどこで買えますか?」という質問をよく受けますし、『ジョイチチ』が広まっていくのは良いことだと思います。
お母様からすれば、病院にいるときと同じ環境で、自宅でも添い乳できるのは安心でしょうし、お勧めできる育児用品です。
(助産師 木野美穂様 元 聖マリアンナ医科大学病院 総合周産期母子医療センター産科部門・看護師長)